勝手にWindowsの対応を予想してみた
Microsoftは、これからしばらくのあいだ、Windowsやofficeのライセンスを安くしたPC(Windows8.1 with bing、199ドル、windowsタブレット)のラインナップとハード面などで制限の全くない(普通の)PCのラインナップの2つのラインナップを目指してOSを提供していくのだろう、と想像しています。となると、199ドルPCではソフトは動くけれど速くはないといったことになりそうです。それは、もし199ドルPCでソフトが満足に動作するなら普通のPCを誰も買わないから、です。
PCの日常商品化
ところで、個人のPC利用という点から考えると、PCは最低限の機能・操作性はクリアしていると思われます。処理速度や画面のサイズによってその快適度は異なりますが、日常的に行うようなことに専門的な知識を要するようななPCはありません。例えば、炊飯器は当初は大幅な家事労働の負担軽減をもたらしました。そして、タイマー炊飯、保温機能、カマド炊きなどさまざまな機能が加えられ、どんどん便利でおいしいご飯を炊けるようになりました。しかし、現在の日本で、炊飯器に機能はどこまで必要だろうか、という気がします。「超おいしく炊ける」炊飯器と「スーパーおいしく炊ける」炊飯器と普通の炊飯器で炊きあがりを比べれば、その味・機能の違いがわかるかもしれません。ただ、わたしはその違いをわかる自信はありませんし、何年も前に買った、安い炊飯器でも十分おいしく炊けています。とはいえ、毎日食べるものだけに、多少高くてもより美味しく炊けるほうがいい、という人がいるのもわかります。
つまり、炊飯器は市場に出てくる商品は一定程度の技術・機能を満たしており、それ以上の高機能を求める層と最低限の機能で良いという層が存在する商品になったといえます。
複数PC所有時代
PCも同様に、知識をそれほど必要とせずに一定程度の快適さで利用できるようになってきました。Webをみたりメールをやり取りするくらいなら、現在発売されているPCならばどんなものでも可能です。そのときにOSがWindowsである必要はなくて、価格が安く知識を必要としないでできるPCがあってもよいでしょう。もちろん、TV視聴ができたり、画像編集をしたいといった層向けのPCも並行してあるでしょう。
ChromebookはまだまだできることがWindowsパソコンと比べると少ないし、もしかしたらソフトやドライバはこれからも少ないままかもしれません。ただ、たとえば2台上のPCやタブレットなどのデータを同期するといったことにはChromeOSの方が一日の長がありそうです。
となると、これまでのようなWindowsかChromeかといった二者択一ではなくなりそうです。
スマホとタブレット、PCををそれぞれ持つ人も多くなっているでしょう。
それと同様にPCの領域でも、やりたいことを明確にして、それをするためにそれぞれのOS・機器の特徴をうまく活かして、自分がやりたいことを効率よく実現する道筋を見極める技術が求められているのでしょう。
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